ファインダー'82(1)〜一眼レフを買った頃 その1
(2003.04.03)


 私が写真に興味をもつようになったのは中学1年の頃だ。当時鉄道が好きで、小学生のときには父親のコニカC35を借りて近所の電車を撮っていたのだが、コンパクトカメラでは迫力のある写真は撮れないし(当時は当然単焦点)止まっているもの以外はほとんどが被写体ブレで、見るに耐えるものではなかった。

 雑誌にも載っているようなきれいな写真が撮りたいとなると一眼レフが欲しくなるのは当然のことで、その中1のとき、キヤノンのAE-1プログラムを買った。今でこそズームレンズつきが当たり前だが、その当時、一眼レフを買うときのレンズは必ずといっていいほど50mmの標準レンズだった。ズームは今ほど普及してなかったし、価格も高かったのである。

 よって、しばらくはボディと50mm1本という、今考えるとなんとも頼りない組み合わせだけで写真を撮っていた。それでも、念願の一眼レフを手にした喜びと、将来望遠等の交換レンズを買い揃えようという夢とで充実した毎日を送っていた。

 同じ頃、クラスの同級生に同じAE-1プログラムを買ったヤツがいた。私が買う2ヶ月前にブラックボディを買ったので、私が買うときは仕方なくシルバーを選んだ。べつにブラックボディが欲しいならそれを買えばいいと思うのだが、全く同じものを持つのはちょっと抵抗があった。彼がイヤだったからではない。というか、当時彼は親友(悪友)で、彼も「ブラック買ったらええやん」といっていたのだが、私が「おまえといっしょのカメラは買わん」と意地を張っていたのだ。今考えると実にくだらんことなのだが、そのときはそれなりに考えるところがあったのだと思う。で、何を考えていたのかというと、思い出せないので、やはりたいしたことを考えていたわけではないのだろう。






大阪・南港野鳥園

2001.12

Canon New F-1 FD28mm F2

TRI-X


※写真と本文は関係ありません